必要とされる人と成れ!”これが私の信条です。


そして今、私はカンボジアに於いて、 ドライフードの製造事業を始めました。 それはドライフードこそが農作物を冷蔵、冷凍なしで長期保存する最もシンプルな手段だからです。
そして、私はこの食品保存加工こそが、“必要とされる事”であると信じているからです。
我々が作り出すドライフードは加工により手間ひま人手が掛かろうと、一切の添加物や化学薬品、砂糖を加えない自然の美味しさと栄養分が凝縮され、安全で健康に良い最高品質の物を作り、より多くの人々に食べてもらえる価格で提供しようとしております。
なぜならその様なドライフードでない限り後述の様な役割を果たす事が出来ない、必要とされる物にならない、と思うからです。
私は昔、日本で食べ物を捨てるのは生命への冒涜である、罪悪である、と厳しく躾けられて育ちました。

私は別にそんな精神論を他に押し付ける気は毛頭ありませんが、今日本でも世界中どこでも大変なフードロスが起きているのも事実です。
今はそのフードロスは大した問題ではないのかも知れない、という人もいますが、いうまでも無くとても近い将来確実に世界的な食糧不足がきます。食糧不足が来るそのときまでに、まず現在の川上つまり生産、収穫、流通の過程におけるフードロスを無くすこと、更に食糧を増産できる体制にすることが、出来ていなければ食料不足が人の生死に関わる深刻な問題になる事はいうまでもないことである、と私は思います。
カンボジアにおいても、多くの農家がせっかく作った農作物を破棄せざるを得ないことがあると聞きました。特に傷みが早い果実や野菜は傷むまでに売れなければ、流通に乗らなければ腐って捨てるしかないのです。
そんな中、減産は考えるが増産しようなんて気にはなれない、とも聞きました。

では、もし収穫された野菜や果実を生鮮マーケットに売る以外にもう一つ保存加工用に売る、という選択肢があれば、先ずは保存加工用なので常に安定した量を引き取る事が出来ます。そしてその保存加工用に売れる量が多ければ多いほど、川上のフードロスは減ると思います。
そして先ほども言いましたが、多くの人に喜ばれるドライフードができて広く普及すれば、今私が言ったようになるのは可能だと思います。
そして農家で作物を破棄するという事がなくなれば、農家は増産しようという気になると思います。
このように我々は川上のフードロス削減、更に食品増産、食糧不足問題の回避に全力で貢献していく所存です。
大それたことを言わせていただきましたが、私の力や知識など実に微力です。何卒今後皆様のご助力、ご指導を頂けると大変ありがたく思います。